St David's Hall で行われた『
Johann Strauss Gala 』を鑑賞しに行ってきました。
ヨハン・シュトラウス。"美しき青きドナウ"は皆さんご存知かな。"こうもり"とか。
ポップやロック、ジャズ、R&B、ヒップホップなんかも大好きな私ですが、クラシック鑑賞も実は好きです。
ただ生で聞くに限りますが。
情操教育とでも言うのでしょうか、私は 5 歳の頃から毎年クラシックコンサートに連れて行ってもらってたので、抵抗なく鑑賞できます(笑)
今になっては親に感謝ですねぇ。
美しい音を聴くのはとっても気持ちが良いです。
時折、目を瞑り音だけを聴く。なんかその時間だけ違う世界にいるような感覚になれるのです。
今回のコンサートはバレエダンサーや歌手も登場して視覚的にも楽しむような構成になっていたので目を瞑ってばかりはいられませんでしたが(笑)
オーディエンスはお年を召された方が大多数。
私の隣はヨボヨボのおじいちゃんでしたが、ある曲の前フリがあった時
「おぉ!この曲はすばらしいんだ!私は大好きなんだよ。」
っと目を輝かせておっしゃってました。
こういう光景もとっても素敵。お年を召されても良いものを自分の好きなものを聴く姿勢。
普段の街を見ていて、普通に暮らしているお年寄りたちが、心癒される音楽をわざわざ聴きに行く、また聴きに行けると言う環境はさすがだと思いました。
逆に若者は興味ないのかな?とか思いましたが。
10歳くらいのお嬢さんを連れてご家族3世代で鑑賞していた人たち。
お嬢さんは綺麗なドレスを着て、静かに聞き入り、初めての曲にもとても関心を持ってました。
お上品なお子さんを見ると同時に親も見てしまう。
素敵な育て方をしておられるのだろうなと。
音楽がすべてではないけれど、こういう機会を与えるというのはとっても良いことだと思ってます。
去年はチケットが取れなかったので行くことは出来ませんでしたが、英国に来ても毎年 1 回はこのようなコンサートに出かけたいなと思いました。
今回は運よく、中央真正面のお席を手配していただきました。
チケット完売なほどの人気にちょっとびっくり。
周りの方々を眺めては、私もちゃんと歳をとっていかなければいけないなと改めて思わされました。軽いだけじゃもう通用しない歳なのよと。
バカができても、ちゃんと締めるところも締めてないとただのバカで終わってしまう。
仕事で忙しくて…
家事に追われて…
子供がいるから…
そんな理由で自分磨きを忘れていませんか?
やってる人はちゃんとできてる。
そう思うと、自分の言い訳が恥ずかしい。
できるのにやってないだけ。
そんなこといってもできないものはできないって言うかもしれない。
だったら努力をしましょうってことか…
たかが、たかがクラシックのコンサートで、こんなにも考えさせられるとはなんだか不思議な気分でした。
今回の会場だった St David's Hall はタウンの真ん中に位置し、音響がすばらしいことで英国ではちょっと有名だそうです。
オーケストラはもちろん、オペラなどの公演にも最適です。
Hall をじっくり見たのはこれが始めて。<以前ポップコンサートに来ましたがそのときはドタバタしてたのでなかなか見られなかったのです。
キャパは2000。
完全な円形ではありませんが、ステージ真後ろにも席はありました。
キャパ2000といったら神奈県(神奈川県立県民ホール)よりちょい小さいくらいですね。
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